【悲報】2020Nコン大幅日程遅れ・・・!?Nコンの仕組みは??
こんばんは、からえぶです😊
今日は、我々合唱部員の最大行事のひとつ「NHK全国学校音楽コンクール」通称:Nコンと呼ばれている大会について、お話ししようと思います。
Nコンの仕組み
Nコンの大会の分かれ方
Nコンは、小学校の部、中学校の部、高等学校の部の3つに分かれ、主に県大会、ブロック大会、全国大会があり、それぞれで金賞受賞をすることで次の大会に進むことができます(県大会→ブロック大会→全国大会)
県によっては、県大会の中で予選が行われるところもあります。例えば、東京都の中学の部ではA〜Dの4ブロックに分かれており(分け方は抽選)その中から勝ち残らないと県大会の本戦には出場できません。
賞には、上から、金、銀、銅、優良賞があります。
Nコンで歌う曲
Nコンで歌う曲は、課題曲と自由曲の2つに分かれます。
課題曲は、その年に決まったアーティストさんがNコンのために作った新曲が、合唱版に編曲されたものです。全学校強制的にこの歌を歌わなければなりません。
一方、自由曲は、その学校が独自で曲を選ぶことができ、学校ごとの個性が表れてくると言われます。
ただ、自由曲と課題曲では自由曲の方がその学校に合った演奏をできるので、課題曲の方が練習を必要とされてきます。
また、上位の学校はどこも自由曲は完璧にできてくるので、差がつくのは課題曲
といわれています。
Nコンの審査方法
Nコンを勝ち抜くには審査を受けて金賞を受賞することが必要とされます。ではその審査はどのように行われているのでしょうか。
審査は、作曲家や合唱指揮者など5人の審査員の方々で行われ
、その審査員の方々の話し合いで各校の受賞する賞が決まります。
審査の基準は、公式には発表されていませんが、音程、声の響き、ハモリ具合、雰囲気の表現などが考えられます。それらはもちろんですが、近年は出だしの印象
が重視されている傾向が見られます(特に県大会)。この特色はNコンにのみみられています。
Nコンの特色、素晴らしさを語る!!
Nコンの歴史
Nコンは、小学校の部は昭和7年度から、中学校の部は昭和15年度から、高等学校の部は昭和27年度から始まりました。もう90年近い歴史になるのですね。
こんなに長く続いているコンクールはとても珍しい
です。戦前から、戦後、高度経済成長期などと共に歩んできたNコン。その歴史はとても価値のあるものではないでしょうか。
Nコンの「テーマ」
Nコンには、毎年課題曲の「テーマ」があります。
小学校部門、中学校部門、高等学校部門でそれぞれ課題曲は異なりますが、それぞれに共通するメッセージが込められているのです。
例えば、去年2019年度のテーマは「翔ぶ」でした。
私の選ぶNコンの名曲たち
毎年発表されるNコンの課題曲の中には、後世に残る超名曲になったものもあります。特に私が好きなのは、アンジェラアキさんの「手紙」です。
この歌を歌う中学生たちを題材にして「くちびるに歌を」という本や映画まで作られましたね。
メッセージ性が強く、アンジェラアキさんの歌う原曲キー、女声合唱版、混声合唱版など同じ曲でも新鮮に聞こえます。
感動的な名曲といえるでしょう。
2020年、Nコンはどうなっていくの??
中学校の課題曲はリトグリ!
2020年、Nコン中学校の部の課題曲はLittle Glee Monster
さんの新曲になることがすでに決定しています。どんな曲になるのか楽しみですね!
東京オリンピックが理由で日程大幅遅れ!?
2020年ですが、東京オリンピック、パラリンピックが予定されており、それに伴って全国大会の開催が平年より1ヶ月ほど遅れる予定となっています。したがってブロック大会や県大会もずれ込むと思われます(県大会は平年より半月ほど遅い)。
ここで問題になってくるのがNコンの後に行われるもう1つの大会、全日本合唱コンクールの存在です。私たちはこの大会を「朝日」と呼んでいますが(朝日新聞社主催のため)、この大会は普通Nコンの2週間〜1ヶ月後に行われます。しかし、上にも書いているようにNコンの日程は大きくずれ込みます。よって2つの大会が同時期にかぶってしまうということが考えられます。
上にも書きましたが、Nコンでは絶対歌わなければならない課題曲があり、朝日(全日本)では課題曲はありません(自由曲をたくさん演奏する場合が多い)。したがって、2つの大会で違う曲を演奏しなければならないのです。
これは我々合唱部員としてはゆゆしき事態です。県によっては2つの大会の間が2日しかないというところもあります。疲れてしまう上に1つの大会に集中して練習することができません。これはまじでやばいです。
まとめ
Nコンは日本の歴史と共に歩んできました。そしてこれからも全合唱部員たちを励まし、素晴らしいコンクールであり続けるでしょう!